防御率1点台でも横浜DeNAベイスターズから戦力外通告――。
左投右打という希少スタイルで注目されてきた石川達也投手を巡り、ネット上では「素行不良?」「怪我?」「編成の都合?」と憶測が飛び交いました。しかし本人はSNSで即座に否定し、自由契約を選択した翌月には読売ジャイアンツと支配下契約を締結。
移籍直後のオープン戦でメジャー打者から三振を奪い、開幕カードでは投打同時デビューで初勝利を飾るなど、鮮やかなリベンジストーリーを描いています。本記事では戦力外の真相からローテ内での立ち位置、チェンジアップの威力、右打ちが生む付加価値まで最新データを交えて深掘りします。
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 石川 達也(いしかわ たつや) |
所属 | 読売ジャイアンツ |
背番号 | 65 |
生年月日 | 1998年4月15日 |
年齢 | 26歳 |
出身地 | 神奈川県横浜市都筑区 |
身長 | 178cm |
体重 | 75kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 左投右打 |
経歴 | 横浜高 – 法政大 – DeNA(2021~2024年) – 巨人(2025年~) |
ドラフト | 2020年育成ドラフト1位(DeNA) |
年俸 | 1600万円(2025年) |
石川達也なぜ 戦力外や素行の真相|DeNA時代の成績と背景
DeNA年度別成績ハイライト
2年連続で防御率1点台という好成績を残していた当時26歳の石川選手に対し、DeNA球団が2024年10月22日に来季の契約を結ばない旨、いわゆる「戦力外通告」を行ったことは、多くのファンやメディアに衝撃を与えました。
特に、2024年シーズンは5月25日の登板を最後に一軍での登板機会がなく、ファームでは28試合に登板し4勝2敗、防御率2.84と結果を残し、チームのファーム日本一にも貢献していた中での通告だったため、その理由について様々な憶測が飛び交いました。
なぜ戦力外(クビ)になったのか?憶測と本人の否定
育成1位で入団後、2023年は28試合で防御率1.97、2024年は15試合・防御率1.93と2年連続で1点台をマークしました。
戦力外通告の経緯と素行背景
NSなどインターネット上では、「何か問題を起こしたのではないか?」「素行不良があったのでは?」といった、野球以外の部分、つまり素行面や不祥事を疑う声が多く見られました。成績だけを見ると理解しがたい通告だったため、ファンが成績以外の理由を探ろうとした結果とも言えます。
2024年10月22日、DeNAは支配下70人枠の調整とドラフト補強を優先し、石川に戦力外通告と育成再契約を提示。石川がこれを拒否したため自由契約となりました(THE DIGEST)。
噂された素行不良説の真偽
通告直後にSNSで「素行不良では?」という憶測が拡散しましたが、石川本人がInstagramで即座に否定。公的な不祥事の記録も存在せず、噂は根拠薄い情報だったことが確認されています
団の判断と選手の選択:育成再契約打診と拒否
DeNA球団が石川選手に戦力外通告を行った公式な理由は発表されていません。しかし、いくつかの情報や状況から、その背景を推測することは可能です。
報道によると、DeNA球団は石川選手に対し、戦力外通告と同時に「育成選手としての再契約」を打診したとされています。育成契約とは、支配下登録選手(一軍・二軍の試合に出場できる選手)とは異なり、年俸が低く抑えられ、背番号も3桁になるなど、待遇面で差がある契約形態です。
石川選手はこの育成契約の打診を固辞し、「自由契約」の道を選んだと報じられています。自由契約とは、どの球団とも自由に契約交渉ができる状態になることです。
これらの情報から考えられる戦力外の理由は、以下のような複合的な要因によるものと推測されます。
- チームの編成上の都合: プロ野球の支配下選手登録枠は70人と上限が決まっています。球団は常に新しい選手を獲得したり、若手を育成したりする必要があり、その枠を確保するために、既存の選手を整理することがあります。石川選手が、球団の将来構想や他の投手との比較の中で、優先順位が下がった可能性があります。特に2024年シーズン後半に一軍での登板機会がなかった点は、チーム内での序列の変化を示唆しているかもしれません。
- 特定の指標や評価: 防御率は優秀でしたが、球団が重視する他のデータ(例:対左打者の被打率、特定の状況での投球内容など)において、課題があると判断された可能性も考えられます。2024年のデータでは、対左打者の被打率がやや高かったという指摘もあります。
- 育成再契約への移行方針: 球団としては、一度育成契約に戻して再調整や成長を促す方針だったのかもしれません。しかし、石川選手自身は、2年連続で防御率1点台を記録した実績から、支配下選手としての契約を望んだと考えられます。
本人が素行問題を否定し、大きな故障があったわけでもないことから、戦力外通告は純粋に球団の戦略的な判断と、それに対する石川選手の選択(育成契約拒否)が組み合わさった結果と見るのが自然でしょう。しかし、その判断基準と石川選手が残した成績との間にギャップを感じたファンが多かったことも事実です。
石川達也の新天地・巨人での再起と活躍と何故右打ち

巨人移籍の経緯と契約
DeNAから自由契約となった石川選手に対し、獲得に名乗りを上げたのが読売ジャイアンツ(巨人)でした。当時の巨人は、リリーフ投手陣、特に左投手の層に厚みが欲しい状況にあると見られていました。実績があり、まだ26歳と若い左腕である石川選手は、巨人の補強ポイントに合致する存在でした。
そして2024年11月15日、巨人は石川選手との間で支配下選手契約を締結したことを正式に発表しました。新しい背番号は「65」に決定。年俸は推定で1600万円と報じられています。(出典:スポーツ報知、日刊スポーツなどの報道)
移籍後の目覚ましい活躍:先発転向とプロ初勝利
巨人移籍後の石川選手は、期待を上回る活躍で周囲を驚かせています。
2025年の春季キャンプ、オープン戦から好調をアピール。特に印象的だったのは、3月16日に行われたメジャーリーグ(MLB)のシカゴ・カブスとのプレシーズンゲーム(練習試合)です。この試合に登板した石川選手は、3回を投げて一人の走者も許さない完璧な投球(無安打無失点)を披露。カブスの主力打者であり、かつて広島東洋カープで活躍した鈴木誠也選手からも三振を奪うなど、メジャーリーガー相手にも通用する実力を見せつけました。(出典:各種スポーツニュース報道)
左投右打のスタイル:珍しい組み合わせ
石川選手の大きな特徴の一つが、「左投げ右打ち」である点です。プロ野球界全体を見ても、投手・野手問わずこの組み合わせの選手は比較的少数派です。多くの選手は利き腕で投げ、利き腕側の打席、あるいは両打ちを選択しますが、石川選手は左腕でボールを投げ、バッターボックスでは右打席に入ります。
報道によると、元々は右利きだったものの、幼少期に父親とのボール遊びがきっかけで左投げになったとされています。このユニークなスタイルは、彼の個性の一つとして注目されています。
石川達也 Q&A|素行・戦力外理由・右打ち・現在の背番号
まとめ:石川達也の素行?なぜクビになった?巨人なの?右打ちは?
石川達也は防御率1点台を残しながらDeNAで戦力外通告を受け、SNSでは素行不良説も浮上しましたが本人が即否定。実際は支配下枠の都合と育成契約拒否が背景でした。
その後、巨人で背番号65を背負い先発転向。開幕戦で投打同時デビューの初勝利を挙げ、チェンジアップを軸に防御率1.20、FIP1.88と抜群の安定感を示しています。右打ちの打撃センスも光り、「次は規定投球回へ」と語る25歳左腕の飛躍に注目です。本記事では戦力外の舞台裏、巨人での役割、左投右打の付加価値まで網羅し、FAQで素行・背番号などの疑問も解消しています。
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