プロ野球・阪神タイガースの近本光司（ちかもと こうじ）選手は、俊足巧打でチームに欠かせない存在です。
そんな近本選手について、インターネット上では「韓国国籍ではないか」という噂が囁かれたり、家族構成や両親について関心を持つファンも多いようです。
この記事では近本光司選手の国籍の真相と、家族構成（父親・母親・兄弟）について詳しくまとめます。幼少期からプロ入りに至るまで近本選手を支えた家族のエピソードや、本人の意外なエピソードも交え、独自の視点で解説していきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 近本光司 |
| 出身地 | 兵庫県淡路市 |
| 生年月日 | 1994年11月9日 |
| 年齢 | 30歳 |
| 身長 | 170 cm |
| 体重 | 72 kg |
| 投球・打席 | 左投左打 |
| ポジション | 外野手 |
| プロ入り | 2018年 ドラフト1位 |
| 所属球団 | 阪神タイガース（2019年 – ） |
近本光司の国籍は韓国？噂の真相
近本光司選手には一部で「両親が韓国籍なのでは？」という噂があり、「近本選手は韓国の国籍なのか？」と疑問に思う声もあります。しかし結論から言えば、この韓国籍の噂は事実無根のデマです。
近本選手本人も両親も日本国籍を持っており、公式にも日本人であることが確認されています。
実際、近本選手は2018年にジャカルタで開催されたアジア競技大会で野球日本代表に選出され、準優勝に貢献しています。日本代表としてプレーしていること自体、彼が日本国籍である何よりの証拠と言えるでしょう。
ではなぜ「韓国籍では？」という憶測が出たのでしょうか。一つには、プロ野球界には在日韓国人出身の選手も多く存在するため、有名選手には根拠のない国籍の噂が付きまといやすいという背景があります。
近本選手の場合も、ネット上で根拠なく韓国国籍説が流れてしまったに過ぎません。実際には兵庫県淡路市出身の純粋な日本人であり、公式プロフィールでも国籍は「日本」と明記されています。聞き慣れない訛りがあるわけでもなく、顔立ちも日本人らしいので韓国人と間違われる要素も特にないでしょう。
噂に惑わされず、信頼できる情報源に基づいて判断することが大切ですね。
近本光司の家族構成と生い立ち？父親・恵照と母の美晴はどんな人？
近本光司の両親や家族構成は？
近本光司選手は、3兄弟の末っ子として育ち、現在は妻と2人の娘と共に暮らしています。
| 関係 | 名前 | 備考 |
| 父 | 恵照（よしてる） | 野球経験者、少年野球チームの元コーチ |
| 母 | 美晴（みはる） | 栄養管理で息子を支える |
| 長兄 | 真一（しんいち） | 近本選手より5歳年上 |
| 次兄 | 憲亮（けんすけ） | 近本選手より2歳年上 |
| 妻 | 未夢（みゆ） | 中学校の同級生 |
| 子供 | 娘2人 | – |
父親・近本恵照さんはどんな人？
近本光司選手の父親は近本恵照さんといい、地元では少年野球チーム「仮屋クラブ」のコーチを務めた経験があります。お父様自身も野球経験者で、高校時代は兵庫県の津名高校でプレーされていました。
恵照さんは技術面だけでなくメンタル面でも息子の光司選手を励まし、幼い頃から野球選手として成長する土台を築いてくれたそうです。まさに近本選手にとっては 「生涯最初の名コーチ」 と言える存在でしょう。
そんな野球熱心なお父さんですが、近本選手が中学卒業後の進路を決める際には親子で激しく衝突したエピソードが知られています。
というのも、父・恵照さんをはじめ近本家の男性陣（恵照さんご本人と長男・真一さん、次男・憲亮さん、それにお祖父さんまで）は全員が地元・淡路島の津名高校のOBでした。
そのため、末っ子の光司選手にも伝統ある津名高校に進学してほしいと考えていたのですnikkansports.com。
ところが光司選手本人は更なる強豪校である社高校（加東市）で野球をしたいという夢を抱いていました。意見の食い違いから親子の溝は深まり、ついには光司選手が15歳で家出をしてしまう事態に発展します。
家出の際、光司選手は本音を書いた紙切れに「社で野球がしたい！」と記し、それを自宅の冷蔵庫に貼って家を飛び出したそうです。息子の強い決意を知った父・恵照さんは大いに困惑しましたが、数日後、ついに折れて一着の紺色のアンダーシャツ（社高校のチームカラー）をそっと差し出しました。光司選手は「紺色をくれたということは…許してくれたんだ！」と大喜びし、恵照さんも電話で「もう、負けましたよ…」と認めたそうです。
この親子の和解エピソードは地元紙でも紹介され、「息子の本気に最後は父が折れた」として語り草になっています。自分の意思を曲げず夢を追った光司選手も立派ですが、最終的に息子の想いを受け入れた恵照さんの懐の深さにも胸が熱くなりますね。
その後、光司選手は希望通り社高校で才能を開花させ、大学・社会人を経て阪神に入団するまでに成長しました。2019年のオールスターゲームで近本選手が新人史上初のサイクル安打を達成した際、恵照さんは甲子園のスタンドで観戦し、「全部がウソみたい。夢のようです…」と感無量の面持ちで喜んでいました。
プロの舞台で躍動する息子の姿は、お父さんにとってまさに夢のような光景だったのでしょう。幼い頃から野球を手取り足取り教え、時には衝突もしながら育んできた息子の大活躍を目の当たりにし、感極まる気持ちは想像に難くありません。
母親・近本美晴さんの支えとエピソード
続いて、母親の近本美晴さんについてです。美晴さんは2024年現在で57歳前後と報じられており、明るい笑顔が印象的なお母様です。近本選手はお母さん似の優しい笑顔をされているとも言われます。
美晴さんは家庭において陰ながら家族を支える重要な存在でした。料理上手で、日々の献立では厚生労働省推奨の栄養バランスを意識した食事作りに努め、試合前後の栄養管理も徹底していたそうです。
毎日の食卓で家族の健康を守り、特に光司選手の体づくりに大きく貢献してきたといいます。プロ野球選手にとって食事管理は極めて重要ですが、それを高校・大学時代から支えてくれたお母さんの存在は本当に有り難いですね。
一方で美晴さんはお菓子作りが大好きという一面もあります。ケーキなどを手作りしては光司選手に食べさせていたとのことで、息子さんもお母さんのお菓子が大好物だったようです。
実は近本選手、中学時代の職業体験でパン屋を選ぶほどパンやお菓子に興味があり、「もし野球選手になっていなかったらパティシエになりたかった」と語るエピソードもあります。この第二の夢がパン職人という話には、お母さんの影響があったのかもしれません。いつも美味しい手作りスイーツを食べて育ったら、自分も作ってみたいと思うのは自然なことでしょう。
そんな美晴さんは、息子がプロ入りしてからも陰ながら見守り続けています。2019年のオールスターで近本選手がMVP級の活躍を見せた際、夫の恵照さんと共にスタンドで観戦していました。
試合後、美晴さんはインタビューで「夢のような感じ。一流選手ばかりで、みんなテレビで見る選手ばかり。自分の子が同じ球場に立っているなんて信じられない」と胸いっぱいの思いを語り、「皆さんの応援のおかげでここまでやってこれています。これからも長く活躍してほしい」と息子へのエールを送っています。
参考元：阪神近本の両親観戦し感無量 母美晴「夢のような感じ」（日刊スポーツ）
自分の子が憧れのスター選手たちと同じ舞台に立っている――母としてこれほど嬉しく誇らしいことはありませんよね。美晴さんのコメントから、息子への深い愛情と感謝、そしてこれからも見守っていく決意が伝わってきます。
なお、近本選手の今シーズンの登場曲（打席に入る時に流れる曲）は松任谷由実さんの「真夏の夜の夢」ですが、これを選んだ理由は「お母さんがユーミン（松任谷由実）が大好きだから」だそうです。
子供の頃からユーミン好きの母に影響を受けて育った近本選手らしいエピソードですね。
大人になってもなお、音楽の趣味で母親孝行（？）をするなんて微笑ましいです。食事面や精神面で支えてくれたお母さんへの感謝を、こんな形でも示しているのかもしれませ
母美晴の勤務先・地元とのつながり
兵庫県淡路市の老舗「千年一酒造」で働いており、2023年の阪神優勝時には同社で鏡割りが行われ、美晴さん（当時56歳）が喜びを語っています。
さらに、酒蔵は近本選手が通っていた「淡路市立学習小学校」のすぐ近くにあり、近本選手は下校時に度々顔を見せたという地元紙の記載があります
プロ野球 阪神V、県内沸く近本選手母「息子に感動」 淡路、「千年一酒造」で鏡割り／兵庫（毎日新聞）
近本光司の兄弟は？長男は真一？次男は憲亮？兄の岸和田とは？
近本光司選手には2人のお兄さんがいます。長男は真一さん、次男は憲亮（けんすけ）さんとおっしゃいます。歳の差は、長男とは5～6歳ほど、次男とは2～3歳ほど離れているようです。
幼い頃から光司選手は兄たちに追いつけ追い越せと一緒に野球に打ち込み、常に兄弟が良きライバルであり遊び仲間でもあったそうです。
長兄の近本真一さんは地元の津名高校に進学し、少年時代には弟と同じ少年野球チーム「仮屋クラブ」でプレーしていました。弟の光司選手が野球を始めたきっかけは「やはり兄がやっていたから自分も」という可能性が高いと報じられています。末っ子はお兄ちゃんの真似をしたがるものですから、この兄弟も例に漏れずだったのでしょうね。
次兄の近本憲亮さんも高校まで野球を続け、津名高校時代にはなんと兵庫県の高校野球選抜メンバーに捕手として選ばれ、タイ遠征に参加した経歴があります。
高校卒業後は奈良の強豪・天理大学に進学し、その後も大学野球で捕手として活躍しました。
在学中はプロ注目選手とバッテリーを組んだこともあったそうで、かなり本格的に野球に打ち込んでいたようです。憲亮さんは社会人やその後の進路について詳細な情報はありませんが、野球エリートコースを歩んでいた兄たちが身近にいたことは、光司選手にとって大きな刺激になったに違いありません。
実際、父も兄2人も野球経験者という環境で育った光司選手は、小さい頃から自然と野球に親しみ、遊びの延長で走塁や打撃のセンスを磨いていったのでしょう。
近本兄弟はとても仲が良く、兄弟げんかの話などはあまり聞きません。さらに興味深いのは、近本家には親しい従兄弟（いとこ）が2人いることです。
長男・真一さんと次男・憲亮さん、末っ子・光司選手の実兄弟3人に、いとこの雅嗣さん・准槻さんという2人を加えた計5人は幼い頃から大の仲良しだったそうで、まるで**「5人兄弟」**のような固い絆で結ばれていました。
5人で作ったLINEグループはその名も「近本家」。普段は光司選手はグループ内のやりとりを眺めているだけであまり発言しないそうですが、試合中にデッドボールを受けた際には心配する“兄”たちに向けて「背中つっただけ、大丈夫」と自らメッセージを送り安心させたという微笑ましいエピソードも伝わっています。
血の繋がりを超えて助け合う5人兄弟のような存在がいたことは、光司選手にとって心強かったでしょうし、プレッシャーの多いプロの世界でも支えになっていることでしょう。
近本光司の韓国の国籍？両親は？母の美晴FAQ
まとめ：近本光司の韓国なぜ？家族構成？近本美晴が母！巨人ファン？父親！兄
いかがでしたでしょうか。近本光司選手の国籍や家族にまつわる話題について、できるだけ詳しくご紹介しました。
結論として、近本光司選手の韓国籍云々という噂は完全な誤情報であり、彼もご両親も正真正銘の日本人です。兵庫県淡路島で生まれ育ち、幼い頃から野球に親しんできた環境が今の彼の活躍の原点となっています。
背後には、少年野球の指導経験を持つ頼もしい父・恵照さん、栄養面・精神面で支えてくれた優しい母・美晴さん、そして切磋琢磨し合った2人のお兄さんたちの存在がありました。家族5人が一丸となって築いた基盤があったからこそ、近本選手はプロの世界でも伸び伸びと実力を発揮できているのでしょう。
今後も近本選手は阪神タイガースの中心選手としてますます活躍が期待されますが、その陰には変わらぬ家族の支えと絆があるに違いありません。
ネット上には様々な噂も飛び交いますが、確かな一次情報に基づいた事実を知ることで、より一層近本光司選手の人となりや魅力が伝わってきます。これからも温かい目で近本選手とご家族を応援していきたいですね。
【参考資料】近本光司選手の家族やエピソードに関する情報源：日刊スポーツ、スポーツ報知、神戸新聞などの報道、および各種ウェブ記事nikkansports.comnikkansports.comfamily-athome.com。本文中ではこれら信頼できる情報に基づきつつ、一部筆者の解釈も交えて記載しました。最後までお読みいただきありがとうございました。
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