福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀監督(53歳)が、2025年シーズンで激しい批判の渦中にあります。2024年にパ・リーグ優勝を果たした名将が、なぜわずか1年で「解任」「無能」「辞めろ」といったネガティブワードで検索されるようになったのでしょうか。本記事では、小久保監督の采配問題と批判の背景を詳しく解説します。
小久保裕紀監督の解任や無能とは?辞めろとは?采配下手ミス?嫌 われてる
Twitter上での辛辣な批判
2025年シーズンに入り、Twitter(現X)では小久保監督への批判が日常的に投稿されています:
- 4月22日の投稿:「おい、無能小久保よ。お前のせいで投手が登板過多になっているんだよ」
- 4月29日の投稿:「無能だけど上位に好打者並べたり若手を積極的に起用する新庄と無能なのに上位は俊足巧打系で固めて若手をまともに起用しない小久保」
掲示板での厳しい評価
5ちゃんねるなどの掲示板では、「小久保(53)」という年齢を揶揄した呼び方が定着しています。さらに、1997年の脱税問題(2833万円)まで持ち出されるなど、人格攻撃も行われている状況です。
開幕から続く不振の実態
2025年5月25日現在、ソフトバンクホークスはパ・リーグ4位(22勝21敗)という不本意な位置にいます。特に衝撃的だったのは、2025年4月に記録した12年ぶりの単独最下位という結果でした。これは2013年7月24日以来、実に4,272日ぶりの屈辱となりました。
月別成績に見る深刻な状況
- 4月の成績:9勝15敗2分(借金6)
- ホームゲーム:序盤わずか2勝10敗という歴史的な大敗
- 5月の状況:2度の4連敗を喫するなど改善の兆しなし
前年の2024年は開幕から18勝6敗2分という好スタートを切っていただけに、この急激な成績悪化は多くのファンに衝撃を与えています。
継投策の失敗が目立つ試合運び
小久保監督への批判で最も多いのが、ブルペン管理の拙さです。具体的な失敗例を見てみましょう。
4月30日 日本ハム戦(1-6で敗戦)
継投のタイミングを完全に誤り、チーム今季ワーストの借金6を記録しました。試合後の緊急ミーティングでも、小久保監督は「まあ…その通りですね」という他人事のようなコメントを残し、リーダーシップの欠如を露呈しました。
5月5日 西武戦(3-6で敗戦)
先発の大関友久投手が6回2安打2失点と好投していたにもかかわらず、交代を決断。2番手のダーウィンソン・エルナンデス投手が4失点し、チームは12年ぶりの単独最下位に転落しました。
打撃采配でも疑問符がつく場面が続出

5月15日の試合では、無死満塁の好機を逸し無得点に終わりました。小久保監督は試合後「初回が全てだったんじゃないですか」と投げやりなコメントを残し、ファンの怒りを買いました。
また、開幕から極度の不振(打率.091)だった内野手リチャード選手を我慢して起用し続け、2軍降格を決断したのは4月下旬になってからでした。この判断の遅さも批判の対象となっています。
2024年日本シリーズでの問題発言
2025年の批判には、2024年日本シリーズでの「口笛事件」が大きく影響しています。DeNAの東克樹投手がファンの指笛に苦言を呈した際、小久保監督は以下のようにコメントしました:
「よくわかんないですね。口笛って笑ってしまいました。みんなで大爆笑していました」
この発言は相手チームへの敬意を欠くものとして大炎上し、SNSでは以下のような批判が殺到しました:
- 「小久保監督のコメント、普通に無いわ」
- 「相手への敬意がない」
- 「プロとしての品格に欠ける」
ファンからの信頼を失った瞬間
この事件により、長年のホークスファンからも「愛していたホークスはもういないのかもしれない」という失望の声が上がりました。チームのイメージダウンは深刻で、2025年シーズンに入ってもこの不信感は払拭されていません。
短期決戦への適応力不足
スポーツメディアは、小久保監督の最大の弱点として短期決戦への適応力の欠如を挙げています。2024年日本シリーズでの「3つ負けられるのが日本シリーズなので」という楽観的な発言の後、4連敗で逆転負けを喫した事実がそれを物語っています。
過去の失敗から学ばない姿勢
2015年のプレミア12でも日本代表監督として準決勝で大谷翔平投手を85球で降板させ、逆転負けを喫した過去があります。このような失敗から学ばない姿勢も批判の対象となっています
主力選手の離脱が相次ぐ2025年
2025年シーズンは主力選手の故障が相次いでいます:
- 正木智也選手:5月18日の死球で左肩手術(全治5~6カ月)
- 近藤健介選手:故障で離脱
- 柳田悠岐選手:コンディション不良
代替策の貧困さが露呈
しかし、批判の矛先は故障者が出た際の代替策の貧困さと残った選手への過度な負担という采配面に向けられています。小久保監督の掲げた「今いるメンバーが最強」という言葉が、現実との乖離を示しています。
まとめ:小久保裕紀監督の解任や無能とは?辞めろとは?采配下手ミス?嫌 われてる【2025年】
2025年5月末時点で、小久保裕紀監督への批判は「解任論」にまで発展しています。主な要因をまとめると:
- 成績不振:4位低迷、12年ぶりの最下位転落
- 采配ミス:継投失敗、選手起用の硬直性
- コミュニケーション問題:「口笛事件」に象徴される配慮不足
- 学習能力の欠如:過去の失敗を繰り返す傾向
福岡の熱狂的なファンの信頼を取り戻すためには、以下の改善が不可欠です:
- 劇的な成績向上
- 采配面での柔軟性向上
- 選手・ファンとのコミュニケーション改善
- メディア対応の改善
しかし、過去の言動を見る限り、小久保監督がこれらの柔軟性を持ち合わせているかは疑問視されています。2025年シーズンは、まさに監督としての進退を賭けた正念場となっています。
シーズンはまだ序盤ですが、このままの状態が続けば球団も何らかの決断を迫られる可能性が高いでしょう。2024年の優勝監督が、わずか1年で解任論に晒される異常事態は、プロ野球監督職の厳しさを物語ると同時に、小久保監督の資質への根本的な疑問を投げかけています。
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