野球観戦、サイコーですよね!ひいきのチームを応援するのも、球場で美味しいビールを飲むのも、プロ野球の楽しみ方は無限大。でも、「たくさんチームがあって、どれを応援したらいいかわからない…」なんて思っているそこのあなた!
今回は、そんなあなたのために、プロ野球12球団の個性をざっくりとご紹介します。この記事を読めบば、きっとお気に入りのチームが見つかるはず!
セントラル・リーグ
伝統と人気球団がひしめくセ・リーグ。まずは6球団を見ていきましょう!
読売ジャイアンツ(巨人)
「巨人、大鵬、卵焼き」と言われた時代もあるほど、日本で最も歴史と人気のある球団です。 V9(9年連続日本一)という偉業を成し遂げた黄金時代も。 東京ドームを本拠地とし、常にAクラス(上位争い)を期待される常勝軍団です。「アンチ巨人」という言葉があるのも、人気の裏返しと言えるでしょう。
阪神タイガース
熱狂的なファンが多いことで知られる球団。] 本拠地の甲子園球場は、高校球児の聖地でもあり、独特の雰囲気に包まれています。試合に勝った日のファンの盛り上がりは、一度体験すると忘れられません。伝統の一戦である巨人戦は、特に大きな盛り上がりを見せます。
東京ヤクルトスワローズ
神宮球場を本拠地とするチーム。 得点が入ると、ファンがビニール傘を振って応援する「東京音頭」はあまりにも有名です。 1990年代には野村克也監督のもと黄金時代を築き、近年もリーグ優勝を果たすなど、実力も兼ね備えています。
横浜DeNAベイスターズ
横浜スタジアムを本拠地とする、勢いのある球団です。ファン参加型のイベントに力を入れており、野球観戦以外でも楽しめるのが魅力。若くて勢いのある選手が多く、ハマスタの雰囲気も相まって、試合はいつもお祭り騒ぎです。
中日ドラゴンズ
名古屋を本拠地とする球団で、投手力を中心とした堅実な野球が持ち味です。
1936年創設の「名古屋軍」を前身とする歴史ある球団で、過去にはリーグ優勝9回、日本一2回を誇ります。東海地方唯一の球団として、地元ファンからの熱い声援を受けています。
広島東洋カープ
親会社を持たない唯一の市民球団として、広島県民から絶大な支持を得ています。 本拠地のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島は、ユニークな座席が多く、大人も子供も楽しめるボールパークです。かつては「樽募金」で経営危機を乗り越えた歴史もあり、ファンとの絆が非常に強い球団です。
パシフィック・リーグ
個性的なチームが集まるパ・リーグ。DH制(指名打者)があるのも特徴です。
オリックス・バファローズ
大阪を本拠地とするチームで、近年、若手選手の台頭でリーグ3連覇を達成するなど、黄金期を迎えています。 前身の阪急ブレーブス時代は多くのスター選手を擁し、パ・リーグを代表する強豪でし
福岡ソフトバンクホークス
九州唯一のプロ野球チームで、地元人気が非常に高いです。 潤沢な資金力を活かした戦力補強と育成システムで、常に優勝争いに絡む強豪球団。 本拠地の福岡PayPayドームは開閉式の屋根が特徴です。
埼玉西武ライオンズ
強力な打撃陣を誇るチームで、「獅子おどし打線」の愛称で親しまれています。埼玉県所沢市のベルーナドームを本拠地とし、パ・リーグ最多のリーグ優勝回数を誇ります。これまでに数多くのスター選手を輩出してきました。
東北楽天ゴールデンイーグルス
2005年に誕生した、12球団で最も新しい球団です。東日本大震災からの復興の象徴として、東北のファンに愛されています。本拠地の楽天モバイルパーク宮城には観覧車があり、野球以外でも楽しめるスタジアムです。
千葉ロッテマリーンズ
熱狂的な応援で知られ、特に外野席の一体感は圧巻です。ZOZOマリンスタジアムを本拠地とし、海からの風が試合展開に影響を与えることも。2010年にはシーズン3位からの「史上最大の下克上」で日本一に輝きました。
北海道日本ハムファイターズ
2004年に北海道へ本拠地を移転し、地域密着型の球団運営でファンを増やしました。2023年には新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」が開業し、大きな注目を集めています。 育成力に定評があり、若手選手が次々と育ってくるのも魅力です。
野球テレビ局
セ・リーグ:
- 巨人: 日本テレビ系列
- ヤクルト: フジテレビ系列
- DeNA: TBS系列、テレビ神奈川(TVK)
- 中日: 東海テレビ、CBCテレビなど
- 阪神: 朝日放送、毎日放送、サンテレビなど
- 広島: 広島テレビ、テレビ新広島など
パリーグ
BS放送:全国で無料視聴の機会が増加
地上波に代わり、テレビでの野球中継の主役となりつつあるのがBS放送です。視聴環境があれば全国どこでも無料で楽しめます。
- NHK BS: セ・パ両リーグの試合をほぼ毎日1試合放送しており、試合が長引いた場合もサブチャンネルを使って試合終了まで中継するのが特徴です。
- 民放BS: BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSフジなどで、各系列局が放映権を持つ球団の試合を中心に放送しています。
CS放送:全試合を完全生中継で楽しみたいファンへ
特定の球団の全試合を、ビジターゲームも含めて徹底的に追いかけたいファンにとって、CS放送は最適な選択肢です。
- スカパー!プロ野球セット: プロ野球12球団の公式戦をすべて視聴できる唯一のサービスです。始球式からヒーローインタビューまで完全生中継で楽しめ、テレビだけでなくスマートフォンやタブレットでの視聴も可能です。月額料金はかかりますが、複数のCSチャンネルを個別に契約するよりもお得になります。
インターネット配信:いつでもどこでもスマホで観戦
スマートフォンやPCがあれば、場所を選ばずに観戦できるのがインターネット配信の強みです。ライブ中継だけでなく、見逃し配信に対応しているサービスも多くあります。
- DAZN: 広島東洋カープを除く11球団の主催試合を配信しており、コストパフォーマンスに優れています。プロ野球に特化した「DAZN BASEBALL」プランも提供されています。
- パ・リーグTV: パ・リーグ6球団の全試合が見放題で、パ・リーグファンには定番のサービスです。
- J SPORTSオンデマンド: 広島、中日、DeNAの主催試合を視聴でき、Amazon Prime Videoチャンネル経由でも契約可能です。
- 球団公式配信サービス: 「GIANTS TV」(巨人)や「虎テレ」(阪神)など、各球団が独自に運営するサービスもあります。
ポストシーズンの視聴方法
レギュラーシーズンとポストシーズンでは、放送体制が異なるため注意が必要です。
- クライマックスシリーズ: 放映権は主催球団が持っているため、どのチームが本拠地で試合を行うかによって放送局が変わります。出場チームが決定するまで地上波の放送予定は確定しませんが、CS放送やDAZNなどのネット配信では多くの試合がカバーされます。
- 日本シリーズ: 放映権は日本プロ野球機構(NPB)が管理しており、例年、全国ネットの地上波テレビ局で全試合が放送されます
新聞社
読売ジャイアンツ
スポーツ報知が、読売ジャイアンツの機関紙的な存在です。発行元の報知新聞社が読売新聞社のグループ企業であるため、紙面は基本的にジャイアンツ関連のニュースで占められています。
阪神タイガース
デイリースポーツが阪神タイガースの報道に特化しており、「虎党のバイブル」「阪神タイガース広報紙」とも呼ばれています。自ら「ブレないデイリー」と称するほど、その姿勢は徹底しています。関西の他のスポーツ新聞も阪神中心の報道になる傾向があります。
中日ドラゴンズ
中日スポーツ(中スポ)と東京中日スポーツ(トーチュウ)が中日ドラゴンズのひいき新聞です。球団の親会社である中日新聞社が発行しており、球団公式サイトでも中スポの記事が公式リリースと同格で扱われるほど密接な関係にあります。
広島東洋カープ
特定のスポーツ新聞ではなく、地元の一般紙である中国新聞がカープの情報を最も手厚く報じています。かつて発行されていた「中国スポーツ」の廃刊後、同紙のスポーツ欄と、提携関係にあるデイリースポーツ広島版が実質的な後継となっています。カープが本拠地で勝利すると号外が発行されることもあります。
東京ヤクルトスワローズ
サンケイスポーツ(サンスポ)がヤクルトスワローズの報道に力を入れています。各球団専用のX(旧Twitter)アカウントの中でも、特にヤクルト向けのアカウントは情報発信に積極的です。
横浜DeNAベイスターズ
サンケイスポーツ(サンスポ)が重点的に報道しています。これは、サンスポの系列であるニッポン放送がかつて球団に出資していた経緯があるためです。特集紙「BAY☆スタ」の発行も行っています。また、スポーツニッポンもひいき新聞として挙げられることがあります。
福岡ソフトバンクホークス
西日本スポーツ(西スポ)が、長年にわたりソフトバンクホークスファンのための新聞として知られています。発行元は九州の有力紙である西日本新聞社です。佐賀新聞など、地元の一般紙もホークスの情報を大きく扱います。
北海道日本ハムファイターズ
地元の北海道新聞および、そのスポーツ版である道新スポーツがファイターズの情報を手厚く報じています。チームの北海道への地域密着戦略と連動した報道体制が特徴です。
日刊スポーツ(朝日新聞系)やスポーツニッポン(毎日新聞系)は、特定のひいき球団を持たず、比較的公平な立場で報じるスタイルを取っていますが、地域によっては特定のチームに偏った紙面構成になることもあります
まとめ
いかがでしたか?
各球団、歴史も違えば個性も様々。この記事をきっかけに、少しでもプロ野球に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
まずはテレビで観戦するのもよし、実際に球場に足を運んでみるのもよし。ぜひ、あなただけの「推し」チームを見つけて、プロ野球の沼にハマってみてください!